経済・政治・国際

2011年9月 4日 (日)

麻生首相の発言 「 やられたらやり返す 」について

 題: 麻生首相の発言「やられたらやり返す」について

 麻生さんと聞くと、
 大平さん以来の 久方のキリスト教の首相。

 ソマリア沖の海賊問題の時のご発言に 
 「やられたらやり返さなければならないのではないか」と
目を大きくして発言されたのが 印象的でした。

 小生は 「アッ! 目には目を・・・かっ」 と思いました。
 キリスト教的な発想だなと思いました。

 東京のテレビなどでは、「思考熟成度が低い」と言われてい
ました。
 また、強硬姿勢の思考形態が 「北朝鮮のキム・ジョンイルと
同じ」との批判の声もありました。

 また、「強硬サイドにしか梶が取れない思考」 「選択肢も
固定し狭い思考」 「頑固な固執思考経路しか持っていない」
・・・など 浅薄さを露呈した 1事例となってしまいました。

 「リスク指数」というのがあれば、 レッドゾーンのアウト
ですね。

 何しろ、 キリスト教は
 「(キリスト教の)神の義によれば、人を誅しても良い」 
との教義があります。
 また、それに輪を掛けて 「王権神授説」という教義があり
ます。

 そこで、 国の長の戦争行為を是としています。
 思考形態は狭くなります。 
 全て正しいのは自分だ、 正義だ、 やってしまえになり
ます。
ーーーーーーーーーー
☆ (若い方達へ)
 キリスト教は贈り物とか、讃美歌とか、外見上は優しく見え
ますが、若い方達は特にご注意ください。
 虐殺や戦争の事例が実に多い宗教です。
 それは『(キリスト教の)神の義によれば、人を誅しても良い』
という教義から来ております。
 他人を絶対にあやめてはいけません。
 間違った宗教に幸せな未来はありません。

 キリスト教の罪悪の一例である、ヨーロッパの30%もの方々が
亡くなった戦争事例がどの様なものかをお調べ下さい。 
 そしてまた、この%の異常さをお感じ下さい。 
 どの宗教も同じという話は無くなると思います。
 やはり、教え・教義からくる悲惨な結末なのです。
ーーーーーーーーーーー
☆( キリスト教の教義の根幹をなす エゴ(自我)から争いへ )
 個人のエゴ・・人間が生きていくうえで、エゴは必要悪なので
ある。
 自己のエゴをそのまま是認してしまえば、堕落が始まる。
 教養と問えば、 剥き出しのエゴに多少とも磨きをかけ得る品性
のことと言える。
 我々は、
 おのれのエゴの醜さを恥じ入り、
 それを少しでも控え目にさせることによって、
 辛うじて
 人の道を踏み外さずに
 生きていくことができるのであろう。・・・

 時に、
 エゴは、
 存在感を高めたり、
 自己の目的達成のために、
 しばしば宗教を利用する。・・・

 強烈なエゴを持った人物が、
 そして、
 強欲な人間が
 狡猾にも宗教を利用し始めると、
 その被害は甚大なものになる。・・・

 (ナチスの例)・・・
 特定の民族や集団は、
 長期間にわたって抑圧を受けると、
 その屈辱感が心的外傷となって、
 幾世代にもわたって
 集団の心理的DNAの内部に留まることになる。・・・

 それが、
 特定の条件下におかれると、
 眠っていた集団的記憶が蘇り、
 爆発的な力を発揮する。・・・
 その典型的な例がナチス・ドイツである。・・・

 ナチスは、
 あえてキリスト教と
 ドイツ民族の優越性を唱え、
 約600万人の異教徒ユダヤ人に対して
 ホロコースト(『完全に焼き尽くす」という意味)をやって
のけた。
 (キリスト教法王は
 ナチスに反対しないどころか、
 なびいていた)・・

 デマゴーグの最重要任務・・
 きわめて巧みに
 過去の歴史の古い敵を、
 現在の紛争の相手にすり替えてしまう・・・

 エゴが
 人前に現れる時、
 たいていは「正義」という名の
 美しい仮面をかぶっている・・・

 「正義」の名の元に
 制裁(争い)が起き、
 一種の「魔女狩り」が始まれば、
 とめどないものになる可能性は
 十分にある・・・

 「正義」とは
 誤謬(間違えること)であると
 断言してもよいのではないか・・・

 争いは「正義」の主張から起きることがほとんどではなかろうか・
....(参考文献:「なぜ宗教は平和を妨げるのか」 講談社α新書より )

☆キリスト教の「人間は生まれながらにして原罪がある」という
教義と、「天に召されることを喜びとし、目的とする」という
信条から、現実の人生に於ける生きる意味も目的も見失い、
現実活動や社会建設の意欲を失い、また、そのような活動に
励むものを見ても喜びを感じなくなったとの声も聞く。
 この様な方の救済もせねばならない。
☆ダグラス・アダムズを追悼して
  「庭が美しいことさえ分かれば十分じゃないのか? 
    花の下に妖精がいるなんて信じなくても」 
              〔『銀河ヒッチハイク・ガイド』第16章より〕

2011年8月31日 (水)

オランダ流の発想 長坂寿久さんに聞く(日経新聞)・・に思う

オランダ流の発想 長坂寿久さんに聞く(日経新聞)・・に思う

☆ 「 市民、NPO通じ 政治参加 」
☆ 「 国 ・ 私益を超え 人類愛 」

☆著者 : 長坂寿久(ながさか・としひさ)氏
 1942年神奈川県生まれ。拓殖大教授。65年明治大卒、
 日本貿易振興会(当時)に入り、シドニー、ニューヨーク、アム
ステルダムに駐在。99年から現職。
 2009年に長年のオランダ研究の功績により同国から「蘭日賞」受賞。
 著書に『オランダモデル』 『オランダを知るための60章」 など。

☆ 『 異質なものへの 寛容さと平等主義が
                歴史によってはぐくまれた 』

 オランダと言えば、日本では江戸時代の長崎・出島が連想される
 ・・長坂寿久さんは
 日本貿易振興会(現日本貿易振興機構)のアムステルダム所長と
して1993年から約4年間、オランダに駐在。
 かつて生活した米国とは異なる社会システムに注目し、本格的な
研究を始めた。(筆者注:米国はキリスト教徒の多い国)

 『自分に迷惑が及ばない限り、あなたは何をしてもいいというよ
うな寛容さと黙認の文化がある国だと感じました。

 これは17世紀のオランダの黄金時代に根っこが形成され
 当時、覇権国家となって商業が発展、アムステルダムは欧州の中
継貿易センターになりました。

 人種や宗教が異なる多様な人々が去来した。
 経済成長を遂げるには、異質であっても自分たちに意味のある人々
を受け入れる必要があり、寛容性の素地が出来上がっていったのです」
 (筆者注:多様性ある人々の 『 存在の是認 』
  その多様性を持つ人々の考え方・行為への寛容さ。
  異なる人種や宗教。
     異質さに 『 意味がある 』 と捉え、受け入れる)

 オランダの国土は
 ほぼ九州に匹敵・・4分の1は海面下
 堤防がなければ国土の65%が水で覆われる

 そこから独特の平等主義も生まれた
 『堤防の前ではみんな平等』 という思想
 堤防は全員が協力、対処しなければ守れない
 一か所でも決壊すれば国は水没する

 そこでは
 上下関係やヒエラルキー(ピラミッド型の序列)は 『 不要 』

 何百年にもわたる堤防を守る行動が
               対等・平等主義を定着させた
 (筆者注:現在、地球は、このオランダと同じ様な状況となって
いる。
 CO2問題も地球上の人々・全員が対処しなければならない人類存続
の課題であり
 また
 この他にもこれから対処しなければならない同様の課題が
   累積している状況。
 この様な時、上下関係や序列・ヒエラルキーは
               『 不要 』 と言っている
 小生の日記
  「近代の最先端科学は『キリスト教の間違い』を証明した」には
 キリスト教の教義・ヒエラルキーの教義は
 科学部門でも否定され
 科学の発達の阻害要因となっている事が証明されていると)

☆ 『 政府と企業とNPOが対等な立場で話し合う 』
 オランダは
 非営利組織(NPO)が欧米の中でもとくに発達した社会
 市民はNPOを通じて日常的に
               政治に注文をつけている

 「政策決定にかかわるNPOの力には驚きます。
  政府は何か法律を作る際には 検討作業の最初から、
 関係するNPOの代表をすべてと言っていいほど呼んで意見を聞く
 審議会をつくる
 現場の市民の要求が次々と吸収され
 より実態に即した政策作りにつながる」

  (オランダ以外では)
  「市民の声は・・選挙の時しか反映されない
  政権は、主に産業界と相談して法案を作成
  この結果、企業の力は強まったが民意がないがしろにされた」

 長坂さんは政府、企業、NPOが対等な立場で政策決定に参加する 
仕組みを 「オランダモデル」 と名付けた。

 従来は政府と産業界が利害調整して
 法律などを作る「2セクターモデル」が戦後、どの国でも主流だった

 『この国では全雇用者に占めるNPO関係者の比率は12%を超え、 
先進国の平均7%を大きく上回る
  それを支える理念はパブリック(公共)の利益

 国益や私益を超えた人類益、地球益を守ること
  それがNPOの役割であると認識されている
  だから尊敬もされています」・・以下、略
 (筆者注:キリスト教の教義は信じる者は救い、信じる者は自分
 たちの枠内に入れ、信じない者は切り捨てる、「異教徒は生かし
 ておいてはならない」、「(キリスト教の)神の義によって、人
 を誅してよい」である。
  この教義は間違っている。 『 変えなくてはならない 』 
     特に、地球の今をみると )

2011年8月29日 (月)

マグロが食べられるのは・・我々が最初で最後か・・

☆《マグロが食べられるのは・・我々が最初で最後か・・

 世界は地球環境の保全を前提にした新しい経済へと歩みを
進めている・・・》: 

 漁獲量について、「2050年までに地球上のほぼすべての水
域で漁獲量が減少し、ほとんどが小型種になる」。
 これは、国連環境計画(UNEP)が会議中に発表した予測であ
る。
 原因は乱獲や水質汚染。
 回転すし店で大型種のマグロを楽しめるのは、私たちの世
代が最初で最後かもしれない。

 魚だけでなく自然資源が喪失する。
 だから会議の本質は経済活動のあり様を問うものだった。

 日本は木材や食料など自然資源の多くを輸入に頼るが、輸
入元の国々が「『緑の』国民経済計算」構想に参加し、そう
した価値を価格に上乗せする事も考えられる。

(参考):「『緑の』国民経済計算」構想:世界銀行のロバ
ート・ゼーリック総裁が発表した、森や海など生態系の経済
価値を評価して、政策に反映させる構想)。

 乱獲や乱開発をしないといった原則を守る原材料の生産や
調達にお墨付きを与える認証制度も討議された。

 パーム油では、「RSPO(持続可能なパーム油のための円卓
会議)」が「持続可能な原料」との認証を与える。

 英国・オランダの巨大企業のユニリーバは「我々のパーム
油は2015年までにすべて持続可能な供給源からにする」と宣
言した。

 日本の企業は、多様性保全に取り組む企業ネットワークの
発足にかかわったが、行動指針には「配慮する」「努める」
など心掛けの言葉が並んだ。

 日本の企業に危機感が足りないように思える。

 世界は地球環境の保全を前提にした新しい経済へと歩みを
進めている。
       編集委員:小森敦司氏(朝日2010・11・9

2011年8月27日 (土)

彼我の差をつけること

題 : 「彼我の差をつけること」

 仏教において「阿弥陀如来の下では、誰もが等しく極楽に迎えら
れる。
 そんな命の平等性、救済の平等性が、平等院の名には込められて
いる」。
 ここに訪れる西欧人は、市民革命のはるか前の日本にそんな言葉
が存在していたことに驚くとのこと。
 (西欧の市民革命より約600年から750年以前という、はるかなる
以前)。
 これは「人々を現世の苦しみから解放したいという為政者として
の安寧の使命感から」。    (参考:日経新聞2010・8・29)

 (参考:平等院の創建、1052年 wikipedia):関白藤原頼通は
永承7年(1052年)、宇治殿を寺院に改めた。これが平等院の始ま
り。
 (参考:市民革命 wikipedia):市民革命の代表的なものは、
イギリス革命(清教徒革命・名誉革命)、アメリカ独立革命、フラ
ンス革命など。清教徒革命(1641~1649)、名誉革命(1688~16
89)、アメリカ独立革命(1775~1783)、フランス革命(1789,
1794)

 これに対し、一神教のキリスト教の教義は、唯一神を頂点にした
ヒエラルキー=序列の世界。
 神と信徒との間に聖職者を位置づけ、聖職者が天の上意を信徒へ
伝える下達する。
 そこには、多様な中で、その各々が光り輝く個性・特性があると
いう、各々の特性を認めるという平等的、多神教的な教えは無い。
 この様な不平等さは、現代社会にも根付き、問題となっている。
 この問題について、ハーバード白熱教室で有名なマイケル・サン
デル教授は以下の様に言う。   (参考:日経新聞2010・9・1)

 《紹介》: 政治哲学者マイケル・サンデルさん
       1953年生まれ。ハーバード大学教授。2002~05年大統領生命
       倫理評議会委員。「正義」の講義は同大史上最多の履修者数
       を誇る。著書「これからの『正義』の話をしよう」が日本で
       もベストセラーに。

 (「彼我の差をつける」キリスト教の教義
                 ・・現代の識者は否定する)
《概要》:
 何が正義か、正義とは何か 語り合おう
 ・・米国、リーマン・ショック後の金融危機
 ・・多額の納税者のお金が使われた。
 その税金からボーナスをもらう役員までいた。
 このことは国民の間に、不正がまかり通っているという強い感情、
道徳的な怒りを広げた
 ・・背景に格差、貧富の差の拡大が。
 不平等の増大が正義、あるいは正しい社会とは何かという重要な
問題を提起し始めた
 ・・政治に求められるのは何が善良な生活かを論じる姿勢
 ・・貧困や不平等が、なぜ道徳的にいけないのか、公の場で熟議
を行うべき
 ・・過去、生きる価値や正義、社会の共通善といった「真の政治
的議論」が、経済的議論に押しやられて来た
 ・・その論議は、何が正しい社会か、善き社会かは教えてくれな

 ・・共通善を探らなければならない
 ・・米国オバマ大統領は、問題解決に道徳的・宗教的信念が必要
だと説いた
 ・・だが、国家が特定の善き社会を構想し、押しつけるのは危険
でもある(後段のブッシュ元大統領のイラク侵攻の現在の状況を参
照下さい)
 ・・市民一人ひとりが何が正義かを考え、語る事が重要
 ・・政治に道徳的な考えが持ち込まれるとき、往々にして過度な
ナショナリズムやノスタルジーをはらむ危険が生じる。
 最大の防衛策は、市民が公の場で、健全な議論に根ざした言説を
作り上げること
 ・・政治が与えるのを待っていてはいけない。
 市民の側から良い政治を要求するのだ
 ・・メディアも広く議論の場を提供する責任がある
 ・・哲学を学ぶ最良の学校は、夕食の食卓だ
 ・・正義をめぐる議論は哲学者だけのものではない。
 わたしたちの日常の営みの中にある
 ・・(市民一人ひとりが自らの道徳に照らして考え、語ること。
 それが混迷する社会を希望に導く)(また、異を認めない。「異
教徒を殺せ」のキリスト教の教義。
 その異の多様性を容認できない教義は間違い。
 どの様な理由があろうとも、自己の価値基準・教義で相手を殺
す・抹殺するのは間違い)
 小生の別の投稿文「悲惨な戦争は無くせないでしょうか 切なる
希望について」において記したブッシュ元米国大統領が、キリスト
教の支持者の希望により、また、「イエス・キリストの夢を見た」
と開戦の決断をしたイラク戦争。
 また、キリスト教には「(キリスト教の)神の義によれば、人を
誅しても良い」の教義があるが、本日、米国オバマ大統領は「イラ
ク戦闘任務 終結宣言」をした。 
7年5ヶ月に及ぶ戦いは米軍に4400人もの戦死者を出し、中東の
政治秩序を揺さぶった。
 (また、この米軍の若い方々の尊い命の何倍にも相当する、戦争
と何ら関係のないイラクの尊い命を無くされた方々を忘れてはな
らない)          (参考:日経新聞2010・9・2)

 《概要》:(悲惨な状況は今も続いている)。
 「イラク政府は1日、8月のテロや攻撃によるイラク人死傷者が4
26人だったと発表した。
 この2年間で最悪規模だった7月の535人(イラク政府発表)は下
回ったものの、依然として治安回復の途上であることを示した」
 ・・米国だけで7000億ドル(約58兆円)を超えた戦費は米経済へ
の重荷になり、リーマン・ショックの伏線となった(今なお日本や
世界を苦しめている経済の発端)
 ・・米同時テロへの憤激がもたらした安易な開戦
 ・・戦争に参加した述べ100万人の兵
 ・・厭戦ムード拡大・・オバマ政権は昨年、「同時に2つの大きな
戦争を戦える戦力を備える」という米国の伝統的な2正面戦略の放棄
を決めた
 ・・実際には1つの戦争すら今の米経済には重荷だ
 ・・イラクが安定するかどうかは中東全体の安保環境に左右され

 ・・米誌アトランティックの最新号が「イスラエルがイラン爆撃
を準備中」と報道。
 米軍が減ることで生まれる「支配の空白」を懸念するイスラエル
の暴走
 ・・中東諸国、力学に変化
 ・・イランやサウジ、影響力拡大狙う可能性
 ・・米軍戦闘部隊のイラクからの撤収は中東諸国の力のバランス
を変えかねない。
 隣国イランが影響力を増し、イランを警戒するサウジアラビアも
介入姿勢を強める可能性がある。
 「極めて危険だ。イラクは周辺国のゼロサムゲームの舞台になる」。
 イラクのジバリ外相は8月、米戦闘部隊撤収後のイラクが勢力争い
の場となる事への懸念をあらわにした
 ・・イラク国内では「イラクの政治勢力や民兵組織への支援を通
じた周辺国の主導権争いが激化する可能性がある」との警戒が強ま
っている。
 

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